KarakasaDance

音楽童話のレコーディング

(2008/10/16 Thu)
去る08年10月9日と10日に、松伏の田園ホール「エローラ」をお借り
して、私の作品、4曲のレコーディングを行いました。どんな曲かと言うと、
いつも一緒に曲作りをしている詩人の伊東友香さんの童話?に、私が曲を
付けたものです。曲をつけると言っても、歌ではありません。
伊東さん自身の語りをフューチャーした音楽付きの物語・・と言っていいでしょう。
プロコフィエフの「ピーターと狼」を想像して頂くと、それほど、間違いではないです。
今回は2004年の作品「SNOW」、2005年の作品「恩知らずの月」2008年の作品2曲「ひとりぼっちの花」「僕はぞう」
の4曲を録音しました。このうち「僕はぞう」は、このレコーディングのための新曲で
まだ公開での演奏はしていない作品です。「SNOW」は、原曲は吹奏楽、合唱、独唱(と語り)の
ための作品です。今回の編成は、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、ピアノを中心に、
管楽器、フルート、ファゴット、クラリネット、それにチューバ(!)を加えた室内楽バージョン
で録音しています。4曲すべて編成が違います。「SONW」は、発想の段階で、大編成なので
今回も、前記の楽器のうちチューバを除く全7重奏で演奏しました。
それに、別録音のシンセサイザー、オルガン、打楽器、ギター、マンドリン、そして独唱が加わります。
「恩知らずの月」は、独奏楽器としてクラリネット、それにフルート、ヴァイオイン、ヴィオラ、とチェロです。
「ひとりぼっちの花」は、ピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、フルート。
「僕はぞう」は、独奏楽器はチューバ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ。
この中で、なんと言っても、変った編成は「僕はぞう」でしょう。
「チューバ4重奏曲」というと、チューバの4本の合奏だと思ってしまう人が多いでしょうが、
フルート4重奏といったら、フルートと弦楽・・なのですから、本来は「チューバ4重奏」も
それでいいはずなのですが・・。弦楽とチューバという一見、水と油に思われるかも
しれませんが、やってみた感じでは、まったくそういうことは無く、大変、情緒のある音が
出ました。前々から、チューバのソロ作品を書きたいと思っていたのですが、なかなか、
発想が沸かなかったのですが、「僕はぞう」という童話を読んだ時、「これはチューバだ!」と
直感しまして、「ぞう」の役目をチューバに任せたわけです。どんな曲になっているかは、
いずれ発表致しますが、なかなか、リアルな「ぞう」が生まれました。
「SNOW」は、私の作品では一番、演奏回数の多い作品だと思います。
ろくでもない私の曲達の中では、マシな作品だと思っています。
「恩知らずな月」は、可愛らしい作品ですが、全編、弱奏だらけという非常に繊細な
作品になっています。クラリネットにかなりの技術を要求しています。
旋律らしい旋律が、ほんの僅かしか出てこない曲です。
「ひとりぼっちの花」は、4曲の中では、一番、ポップス寄りで、分かり易い
メロディックな曲です。フルートが活躍します。ワルツのリズムを主体に
している曲ですが、4曲の中で唯一(というか、ここ10年ぐらいの曲でたぶん、唯一)
最後が最強奏で終わります。
そして「僕はぞう」、メロディーは5音音階風です。リディア調を基調としていますが、
かなり無調に近い響きも多い作品です。途中、「戦闘」の音楽があるのですが、
そこでのチューバ演奏は、非常に難しいです。

今、語りの録音を進めていて、近いうちに、第1弾「恩知らずな月」
がTVでも、絵付きで紹介される予定です。

「音楽」と「言葉」が相互に作用すると非常に訴えかけるものが
大きい作品になるような気がします。それに「絵」も加わればさらに、
増幅されるのではないか・・と期待しています。



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松伏高校吹奏楽部!全国大会出場おめでとう!

(2008/09/07 Sun)
昨日、新潟の県民会館で行われた吹奏楽コンクール、西関東大会で私が講師を
勤めている松伏高校吹奏楽部が、A部門(50人編成)の部で初の全国大会出場を
成し遂げました。おめでとうございます。
今年度は部員も増え、初のA部門挑戦でしたが、見事、難関を突破しました。
これは、凄いことです。日本中探しても、初A参加で全国大会まで駒を進める
吹奏楽部は、なかなか無いでしょう。もしかすると、史上初かもしれません。

松伏高校の吹奏楽部の歴史を、ちょっと振り返ってみましょう。
2003年が今の体制での吹奏楽部が初めて吹奏楽部に参加した年で、その年から
私は松伏高校音楽科の非常勤講師を勤めていますので、現在まで、吹奏楽部のコンクールでの演奏をすべて聴いている唯一の関係者になってしまいました。
個人的なことを言えば2002年まで、ドイツに留学していたのですが、
前々顧問、宮本陽一先生(現大宮光陵高校)に誘われて松伏高校の講師に
なったのが2003年なのです。
初めて吹奏楽部の演奏を聴いたのはその2003年の夏休み前、コンクールに出る・・
という話をきいて、宮本先生に「ちょっと手伝ってくれよ・・」と言われたのが
きっかけです。その年までは、吹奏楽部という形では、活動していませんでした。
それ以前、1992年までは普通科の生徒さんだけの吹奏楽部があり、コンクールにも
参加していたようですが、その後、その部活動は解散状態でした。2003年の時点では
吹奏楽部というものは存在せず、音楽科の管楽器打楽器専攻の生徒が、週2回ぐらい
合奏をしていただけで、放課後の練習はほとんどしていませんでした。
音楽科の生徒さんですから、多少、技術はありますが、その練習量ではさすがに
まともな演奏もできるわけもなく、その演奏は「寒い」ものでした。
2003年は、しかしその音楽科の吹奏楽にも転機が訪れました。まず、合奏という
授業があるのですが、その講師に、丁度芸大を退官された山本武雄先生が就任。
毎週、授業ですが吹奏楽を教えて頂けるようになりした。
そして、少しずつですが生徒も吹奏楽に対して、興味と関心を持つ生徒がでてきました。
夏休み前に、吹奏楽コンクールの申し込みの時期でしたが、宮本先生のところに
数人の3年生の音楽科の生徒が「コンクールにでたい」と申し入れてきました。
宮本先生は「本当にやる気があるなら、出てもいいが、出るなら、東日本(小編成の
全国規模の大会)までいくつもりでやらないと意味がない」と答えたそうです。
それに、生徒は答え、練習が始まったのですが・・。当初は、やる気のある子は
3割ぐらい・・1,2年生など、テンションが低く、30分も練習したら、居眠りをし、
集中が続きません・・。練習を見学に言った私も「これじゃ、見込み無いから
帰るわ・・」と、帰ってしまったことが何度もありました。
そのやる気のない連中が、県大会を突破したころでしょうか・・目つきが変わって
来ました。すこしずつ「やればできるのかも」と感じ出したのです。
元々、音楽科ですから基礎的な奏法はできていますし、上手な子も居ました。
上手くなる素質はあったのです。その上、山本、宮本両先生の情熱で、
みるみる上達、西関東大会のときは(運もありましたが・・・)良い演奏で
初の東日本大会(偶然にも、やはり新潟でした)に出場できたのです。
その後、宮本先生の指導のもと2004、05と3年連続で東日本大会で金賞。
06年は臼木忠臣先生、07は現在の小川先生と顧問は入れ代わりましたが、
東日本4年連続金賞、西関東大会5年連続金賞という小編成部門で、大きな
実績を残しました。巷では、「人数がいるのに、B部門に出ていた」と言われることが
ありますが、それは、松伏高校の場合は当てはまりません。音楽科の生徒は
必ずしもコンクールに参加はしませんし、部員全員が強制的にコンクールに出る
わけではなく、07年までは、とてもA部門(50人)の編成を組める人数はいませんでした。
(07年など、ホルンは1人だけでした!)
今年(08年)は、顧問小川先生の努力や、過去の実績によるものを大きいのでしょうが、
部員の入部、経験者の入部も多く、A部門の参加を決めたのです。
また、東日本時代は、音楽科が中心でしたが、今年度はメンバーの半分
(半分以上かも知れません)が、普通科の生徒であり、音楽科の生徒に代わって
重要なパートを演奏していることも少なくありません。
もちろん、A初参加で、全国というのは、素晴らしいことなのですが、
私は前々から見ていますから、十分に実力、経験を蓄えているので、
けっして、意外な結果ではありません。今年は、私のアレンジでない
クラシック路線でない曲を選択していますが、それによって何か、バンド
の性質が大きく変ったわけではありません。伝統的に美しい音色を持っていることなど、
変わらない部分が大きいと思います。もちろん、小川先生の音楽性が浸透したこと、
三善先生の曲、天野氏のアレンジの素晴らしさ・・今年ならではの要素もあり
ますが、基本的なバンドの性格というのは、不思議なことになかなか変わらない
ものがありますし、「松伏高校の演奏」という一つ雰囲気は、確実に出来てきている。
すなわち、それが「伝統」というものなのではないでしょうか?
また、巷の誤解「B部門でやれても、A部門では無理」というものは、覆せたと
思います。AもBも関係ない。しっかり音楽を作れれば、良いわけです。
B部門のトップは、間違いなくA部門でも通用します。その差は編成(人数)の差
であって音楽や、レベルの差であってはならない・・と思います。
それを、松伏高校の吹奏楽部は証明したことも、私には嬉しいことです。

ともかく、おめでとう。普門館でどんな演奏をするか、今から楽しみです。



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カリスマ英語 at 2008/10/06 00:46
全国大会までいけるなんて
凄いですね!
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シューベルトのピアノ曲

(2008/08/26 Tue)
前にも書いたことがありますが、私の音楽鑑賞は割合、集中してひとりの作曲家、演奏を聴き漁ることが多いのです。現在、興味を持って聴いているのはシューベルトのピアノ曲。シューベルトと言えば、歌曲があまりに有名で、そのほかの器楽作品は、未完成交響曲とハ長調の「ザ・グレート」(なぜか英語・・・)、ピアノ5重奏曲「ます」、弦楽4重奏「死と乙女」、ロザムンデの音楽・・といったところは、著名ですが、ピアノ曲となると、楽興の時、の中の何曲かぐらいがポピュラーで、ピアノ・ソナタは、ポピュラーとは言い難いものがあります。 私は、中学生のころ、リヒテルが演奏するシューベルトの最後のソナタ(変ロ長調 D960)のレコードを持っていました。結構、繰り返し聴いたのですが、子供にはあまり良さがわからず・・。曲頭のメロディーが綺麗だな・・ぐらいであとは、どうしても眠くなってしまう作品に感じていました。それは、最近、までそれほど変わらず、シューベルトのピアノ・ソナタを積極的に聴く・・ということはありませんでした。しかし、たまたまラジオから、ミシェル・ダルベルトというフランスのピアニストの弾く、シューベルト作品集が流れてきて、それに非常に心を惹かれました。リヒテルの演奏は、奥深いのですが、ちょっと鈍重な部分もあり、音色もモノトーンでしたが、ダルベルトの演奏は、非常に爽やかで、それでいて、音楽の抉りもきいていて、けっして軽い一辺倒の演奏ではありません。早速、そのソナタ、ピアノ作品集を買い求め、聴き漁りはじめました。それで、分かったことはシューベルトは「誤解されてるな」ということです。シューベルトのピアノ・ソナタは、どうしても、ベートーヴェンのそれと比べられてしまうと思いますが、まったく方向性の違う作品であり、また、そういう方向で評価しないとならないものです。ベートーヴェンは、短いモティーフから、建物を組み立てていきました。非常に立体的な建物です。シューベルトは、美しい壁か、部屋を並列に並べていく・・といったらわかりやすいでしょうか・・。まず、旋律が美しく、息が非常に長い。主題が、つまり長いため、どうしても、曲全体が、長く、冗長になりがちなのですが、それを認めてしまえば、ゆったりと音楽に浸れる作品ばかりです。あと、なにより凄いのは、シューベルトの転調の素晴らしさです。シューベルトが転調の名手なのは、別にピアノ作品に限ったことではないですが、見事な例が枚挙に暇がないです。レリークといわれる2楽章しかのこっていない、ハ長調のソナタの第1楽章が凄い。ハ長調のソナタ形式ですから、第1主題は当然ハ長調で出ます。驚くのは、第2主題がロ短調で出ることです。その転調の素晴らしさは驚くべきものです。その色合いの変化を、ダルベルトは見事に表現しています。そのあと、興味があったので、日本の内田光子の演奏も、色々聴いてみました。これも、また別の味わいで素晴らしい演奏でした。スケールの大きさ、音の深みではダルベルトを遥かに上回り、シューベルトを非常に緊張感のある音楽に変えています。これは、好き好きですが、内田さんの演奏のほうが、後期のソナタには、より相応し感じもしました。特に、最後のソナタ、変ロ長調は、リヒテルの深みに、色彩と、精気をくわえた感じで、素晴らしいものでした。シューベルトのピアノソナタ、聴いてみる価値は十分にある名品揃いです。
ちなみダルベルト、NHKのピアノ講座でもお馴染みです。なかなかのイケ面ピアニストですね!




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アルゲリッチというピアニスト

(2008/08/19 Tue)
クラシック・ファンなら、知らない人はいない、天才女流ピアニスト、マルタ・
アルゲリッチ。この人の演奏のファンというのは非常に多いようです。
最近は、ソロより室内楽や伴奏が多いようですが、人気は相変わらずです。
私生活でも情熱的な人で、父親が違う子供が3人(?)だったか居るとか・・。
その私生活そのままに、演奏も奔放そのもの。しかし、ただ、乱暴に奔放とかではなく、
高いテクニックに裏打ちされた研ぎ澄まされて、集中力のある演奏をする方です。
とまあ、普通、絶賛され尽くしている方なのです。最近、偶然、彼女の弾く
モーツァルトのK.466のニ短調の協奏曲を聴きました。指揮は同じくピアニストで
友人で、アルゲリッチとのデュオも多い、ラビノヴィッチ氏。この曲は、モーツァルトの
ピアノ協奏曲では、2曲しかない短調作品でもあり、ベートーヴェンや、ブラームスも
愛奏したと言われる名作です。1楽章の主題が、テレサテンの「つぐない」って
歌に似ているそうです(TV番組でやっていました)。
アルゲリッチは、ここでも、縦横無尽に音楽を歌わせ、音楽を起伏あるものとして
表現しています。テクニックも冴え渡り、名演なのだと思います。友人の指揮する
オケも、それに合わせて表現的で、訴えるものは非常に大きいです。

しかし、私はアルゲリッチという人の本質的な部分もまたバレてしまっている
演奏だと思います。アルゲリッチがあまりモーツァルトを取り上げない理由なのかも
しれないのですが・・。一言で言えば「品がない」のです。
音楽性や表現力はもう天才的ですが、モーツァルトが持っている根本的な
品の良さ、もっと言えば宇宙的とも言っていいスケール感、無限性がこの演奏には
全くありません。もっと、大衆的、表面的な華麗さに感じられます。
アルゲリッチの演奏を聴いていると、そういう根本的な意味での、教養、
深みが、この人にはどこか、欠けているんじゃないか??
と、モーツァルトを聴いて感じたのです。
音楽というのは、音楽性、音楽の才能、天才性だけでは、表現しきれないものが
あるのだと思います。特にモーツァルトの音楽などは、その「表現しきれないもの」が
赤裸々にバレてしまう、恐ろしい音楽なのかもしれません。

アルゲリッチの演奏は、そういう意味で非常にわかりやすく、だからこそ、
大衆的な人気を博しているのだと思います。今、彼女が室内楽やデュオに
熱心なのは、自分自身、そういう内面性が不足している・・と実感しているから
なのだと思います。いずれ、もっと素晴らしいモーッアルトを聴かせてくれる
ようになるかもしれませんね。まちがいなく天才なのですから。


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1374 ◆ 1374s at 2008/08/22 07:55
音楽のことに関してすごい熱血だねぇ〜 [削除]
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ローマの祭り、と吹奏楽

(2008/08/17 Sun)
まだまだ、暑い日が続いていますが、今年も吹奏楽コンクールが一段落。
私が講師をしている松伏高校の吹奏楽部は、今年、初めて大編成の部に
挑戦、見事、県大会を突破し西関東大会に進みました。今年は特に私は
指導らしい指導はしていませんが、長く見てきたバンドが順調に発展して
行くのは嬉しいことですね。顧問、コーチの先生方の苦労は並大抵ではないかった
と思いますし、生徒たちもよく頑張ってくれました。
東日本大会4年連続金賞、西関東大会B部門5年連続金賞。スクールバンドに
実は過去は関係ありません。なぜかといえば、毎年メンバーは変わるからです。
しかし、世間はそうは見ません。「Bでは活躍できたけど、Aでは無理」と
思う人もいるでしょうし、西関東ぐらい抜けて当然・・という見方もあるでしょう。
確かに実力からすれば、抜けて当然かもしれません。かといって、必ず
そうなるとは限りません。だから、コンクールなのですし。
西関東は、通過点に過ぎません。もう一つ上に向かって、頑張ってほしいです。

吹奏楽コンクールというのは、A部門は、課題曲と自由曲を演奏します。
課題曲は予め決められた新作を演奏します。自由曲は文字通り自由です。
演奏制限時間は、間を入れて12分です。課題曲の長さにもよりますが、
自由曲はだいたい6分から7分ぐらいの作品が選ばれることになります。

その自由曲の選ばれ方は、面白いです。
基本的に管弦楽作品をアレンジしたものが多いです。自由曲ですから、
さぞかし色々な作品が出てくるだろう・・と思うかもしれませんが、
そうではないのが、現在のコンクールの実態です。
「コンクール用定番」というの存在しているのです。
私の知る範囲で言ってみますと、ラヴェルのダフニスとクロエ、
スペイン狂詩曲、ドビュッシーの海、レスピーギのローマの祭り、コダーイのクジャクに
より変奏曲、リヒャルト・シュトラウスのサロメの踊り、バルトークの
中国の不思議な役人、ショスタコーヴィッチの交響曲第5番それにアーノルドの作品、プッチーニのオペラの
ハイライトなども最近は人気があるようです。
これらの曲は、当然長いものがありますから、カットをして演奏します。
たとえば、ローマの祭り、ならフィナーレの主顕祭だけになります。
ダフニスは、夜明けと全員の踊り。
当然、原曲のままでは演奏できませんから、吹奏楽に楽器を置き換えて
演奏します。編曲・・と言っていますが、実際は、書き換えに近いものが
多く原曲を大きく離れた編曲はあまりありません。
曲の一部分だけを演奏するのは、問題はないと思いますし、本来と違う
編成で演奏するのも、また音楽的な面白みを見つけることができるはずで
悪いことではないです。
ただ、吹奏楽の問題点は、その細切れで、しかも原曲とはかなりずれた響きを
持っている吹奏楽の編曲バージョンが、下手をすると、吹奏楽をやっている人
には「基準」になってしまうことでしょう。
ローマの祭りなど、全曲を聞いても30分もかからないような「短い」作品です。
しかし、それも全曲をきちんと聴いていない吹奏楽人が、多すぎます。
生徒は、指導者次第ですから、問題は、指導者ということになります。
指導者は、「絶対に」原曲のそれも、名演といわれるものを「複数」聴かせなくて
はなりません。1種類ではだめです。また、原曲のスコアも手に入るなら、
生徒に教えるべきでしょう。吹奏楽部という教育の現場で、音楽を教えると
いうことが基本にある限り、それを怠っては絶対にいけないと思います。
吹奏楽コンクールの全国大会の実況盤のCDがあります。それに、沢山の
ローマの祭り、の破片が転がっていますが、それはあくまで「破片」でしかなく
ローマの祭り、ではありません。そして、優れた指導者なら、レスピーギと
いう作曲家を教え、その先にもっと内容のある作品を生徒たちに示すことが
できる可能性があります。ローマの祭り・・確かに、優れたオーケストラ作品
ですが、音楽史上にはもっともっと、素晴らしい、内容ある作品も沢山あるのだ・・
ということを示すことは可能です。
伊奈学園吹奏楽部が、今年は、バッハの「シャコンヌ」でコンクールに挑戦
しています。言わずとしれた無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番です。
この作品に触れることができた伊奈の生徒さんは何と幸せなことでしょう。
こうした「本物」に触れるチャンスを得られる場所とすれば、種々問題がある
とされるコンクールも意味があるでしょう。
ただ「賞」を考えるのではなく、生徒たちが一生、楽しめるような、
人生の糧になるような音楽を、顧問の先生は伝えて頂きたいです。



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1374 ◆ 1374s at 2008/08/20 08:59
まじめにこういう話はふつーのひとにはわかりづらいよな・・・・
でもすごくない!?俺のところの学校なんか毎年市部大会で銀賞だぜ?今年こそ!!ってみんな気合はいってたのになぁ〜 [削除]
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Hodo at 2008/08/20 15:34
書き込みありがとう。
分かりにくい話で申し訳ない。要するに色々な音楽を聴きましょう!って話です。
「気合」入れちゃ、音楽はだめですよ(笑)
音楽は、どんな時でも「楽しく」「遊び心」を忘れては「音楽」
にはならないから。力んだり、気合入れたり、そういうのは、
音楽に一番向かないね。適当に、気楽に、でも、その中に真剣さと
集中力があるのが一番いい状態。 [削除]
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